スカパーで『姑獲鳥の夏』。
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- 発売日: 2005/12/22
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奥さんと二人で鑑賞。二人とも原作好きなので興味津々。いろいろと噂は耳にしていたけど。
…だめだ。イメージが違いすぎる。
自分たちのイメージと異なるのは致し方ない。特に配役は。
でもそれ以上に芝居の付け方がイメージと違った。
自分たちの中には、シリーズを積み重ねた結果の、最新作のキャライメージになっているかもしれないが…奥さんいわく「原作読んでんのか?」と。
京極堂、そんなに首を傾けるなよ。姿勢良く立ち振る舞ってくれよ。普段はまあいい。でも憑きもの落としの際も、頭ぼさぼさってのは違うんじゃないか?
関口、神経の弱さが足りない。ただの気弱じゃだめなんだよ。そっちの意味でのダメ人間でなければね。
榎木津、おしゃれが足りない。さらにケレン味が足りない。あともっと達観してなきゃ。人の目を見ないであらぬ方向向いて問いかけるとか、誰に言うでもなく一人で勝手に納得するとかさ。あとチンピラ排除ももっと華麗に行って欲しかったよ。
木場修…、言動が… orz 彼はあんなチンピラじゃないよ。真夏に三つ揃えもねーって。開襟シャツだろ!? 制作発表の時からずーっと思ってたけど、実際に観て確信に変わった。宮迫だけはありえない。
原田知世、オッケー。奥さんは違うって、狂気が足りないって言ってたけど。
で、この作品は映像化が難しいなぁと強く思った点が一つ。
原作では、終盤までに細かな伏線や身の回りの描写、そして感情の描写が多くあり、憑きもの落としで一気に畳む。
でも映画では細かな描写は映像で語られるため少ない。語れているとは思わないが、とにかく少ない。逆に憑きもの落としを始めてからが長い。基本的に出来事すべてを映像化し、言葉で語られるために長い。なのでカタルシスがない。
原作の比率が8:2ぐらいだとすると、映画は6:4ぐらいに感じた。
※どちらもあくまでオレの印象。正確なところはわからん。
ところで実相寺監督といえば、コレ↓どうなんですかね?
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