満を持しての『理解の秘密』だけど…イマイチだった。
もう結構前になりますが、『理解の秘密』を読了。
理解の秘密―マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special)
- 作者: リチャード・ソウルワーマン,Richard Saul Wurman,松岡正剛
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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もともとは雑誌『ブルータス』の情報整理特集? で知った人。それもかれこれ15年ほど前に発売されたもの。
なつかしの『ツインピークスの歩き方』や、オリンピックガイド・電話帳などの編集を手がけた人。
いまさらなんで? というのは、先日、スクラップしてあった各種資料を整理している際に見つけ、改めて興味を持ったため。
その記事にあった、彼の使う人(エンドユーザー)のことを考えた編集スタンスや、彼の情報のまとめ方・見せ方に惹かれたため。
15年放置すると多くのものに興味がなくなるが、これは別だったのです。
自分の中では編集デザインの基礎となっていたし、現在の仕事・立場でも活用していたからでしょうね。
そんな人が書いた『インストラクション』に関する本であり、ネット上でも割と好評価だったので買ってみた。
で、読了の結果ですが… 評価は『イマイチ』です。
まず、事例がとても多いこと。
それにより、わかりやすくなってはいるが、内容が冗長。それによりページ数の割りに、有益な情報≒まとめが少なくなってしまっている。つまり『損した』感が強い。
あと、いい加減いい歳になり、それなりに経験を積んだオレとしては、もっと新しいことが知りたかった。
そう考えると、出会いが遅かったのかもしれない。それこそ15年前とかなら。
以下はオレのメモ。
【インストラクションの構成要素】
・使命
・目的
・手順
・時間
・予測
…どうなることが予想できるか?
正しさを伝えることが必要
『それでいい』
・失敗
…どうなったら失敗か を伝えることが必要