デストロイド『スパルタン』に未来を。
近接格闘攻撃型デストロイド MBR-07-MkII『スパルタン』。
その活躍が想定された戦場において、現実に活躍したのはVF-1シリーズだった。
巨大人型異星人との戦闘を想定し、過去に例を見ない機動歩兵として開発されたデストロイド。しかし重力制御機構をもつ異星人の機動兵器は予想以上の機動性を備えていた。
その結果、デストロイドは歩兵ではなく移動砲台としての役目を担うに至る。
異星人機動兵器に対抗するには、VF-1シリーズの持つ機動性、地上に限らない行動範囲、目的地への短時間移動が必要であった。
しかし優れた兵器であるVF-1シリーズも、運用の複雑さと高コスト、そして限られる乗り手の数とその教育にかかる時間が大きな問題となっていた。
異星人の工場衛星を手にし、重力制御ユニットの安定入手が可能になった現在、有用な兵器としての次世代デストロイドの開発が始まった。
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開発の課題となったのは、VF-1シリーズ並み機動性とそれ以上の火力を持たせること。
その目標・理想として2つの機体が掲げられた。
一つはあらゆる場面で戦果を上げたVF-1シリーズのガウォーク形態。
もう一つは異星人の機動兵器『クアドラン・ロー』である。
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実験機のベースは、最終的に重装甲ながら機動性高いMBR-07シリーズが選ばれた。
傑作機とされたMBR-04シリーズも1号機(競作)の製作まで進んだが、その機動性の低さから結果を残せず、途中で開発を終えることになる。
以下が実際に製作された実験機の概要である。
■MBR-07系1号機
VF-1の部品を併用したガウォーク型デストロイド。
愛称は初期型が『ブロンコ』、後期型が『オーガス』。
■MBR-04系1号機
鹵獲した異星人機動兵器の重力制御ユニットを背負ったデストロイド。
20世紀の攻撃ヘリのポジションを目指したと言われる。
愛称は『オーロラン』。
■MBR-07系2号機
1号機をベースとした火力増強版。
愛称は『ガウォークロイド』。
■MBR-07系3号機
2号機の成功を元に汎用・多目的機としての新設計された。
人型のコアユニットと目的に応じたバックパックユニットで構成される。
下記の3機が作成された。
□a型
人型のコアユニット。上半身が小型化されたスパルタンといった印象。
愛称は『グラディエーター』。
□b型
a型に後方支援ユニットを装備したもの。
ユニットは『トマホーク』『ディフェンダー』『ファランクス』の3種。
□c型
a型に空間戦闘ユニットを装備したもので、ガウォークに近い形状。
愛称は『モラーバー』。
□d型
予想以上の性能を示したc型をベースに、VF-1後継機を目指したデストロイド。
長距離移動時には全翼機形状のクルーザーモードに変形。
愛称は『ナイキック』。
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なーんて突発的にこんなMSVっぽい、もしくはF.S.S.っぽいものを妄想してみた。
…それぞれ絵が付かないと弱いよなぁ。ネタとしてさ。