NEXITのブログ

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『ダ・ヴィンチ・コード』読了。

ダ・ヴィンチ・コード)』読了です。
殺人事件をきっかけに、登場人物たちがさまざまな知識(雑学?博学?)を(読者に)披露しながら展開していく物語。

期待通り、基本的にオレの好きな系統でした。知識の方向も美術系・宗教系でオレ好み。特にキリスト・キリスト教に関するくだりは面白かったです。
そういった意味でも期待通りなのですが…展開が…ベタ過ぎる。

ハリウッド映画ですか? といいたくなる危機脱出・ロケ移動・脇役の存在などなど。
そして構成がまた…。
『謎が解けた』宣言→その章終了→一旦別視点で物語進行→謎の解明編→次の謎。
このパターンを上巻で3回以上やられたらさすがに…謎に対する興味よりも、読者の心理を支配しようとする裏が見えて、鼻について、つらかった。
好きな系統だけに特に。

ちなみに『京極堂』シリーズの場合、ウンチクで推理の枝葉を消去しつつ真相に近付いて行く。そして最後に全部の謎を解く って構成でカタルシスを提供。
個人的にはそんなのが好きなんで、細かく謎解きしなくてもいいと思った。むしろ小出しで謎解きは止めれ! 上巻の最後とかならともかく。

というわけで、基本的に面白いよ。
ベタ展開が好きならなおオススメ。ホシ1個追加
ウンチク好きならなおオススメ。ホシ1個追加