楽しく観れたけど、好きにはなれなかった『マクロスF』。
先ほど『マクロスF』最終回が放映されました。終わったー。
久しぶりに追いかけたアニメだったし、全編通して楽しく観れた。
これら↓も買ったし、1枚目はよく聞いてる。
- アーティスト: 菅野よう子,中島愛,SMSのみなさん,シェリル・ノーム starring May’n,坂本真綾
- 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント
- 発売日: 2008/06/04
- メディア: CD
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- アーティスト: TVサントラ,シェリル・ノーム starrinng May'n,中島愛,菅野よう子
- 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント
- 発売日: 2008/10/08
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VF-25はバトロイド形態以外は気に入っている。ファイター形態を前方下側から見た時の、機首から胴体へつながるラインはとてもいい。
1/72 VF-25F メサイアバルキリー アルト機 (マクロスF(フロンティア))
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: おもちゃ&ホビー
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- アーティスト: 中島愛,May'n
- 出版社/メーカー: JVC entertainment(V)(M)
- 発売日: 2008/08/20
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でも… 好きにはなれなかった。
最終話には、その『好きにはなれなかった』部分が凝縮されていた。
細かく散りばめられた過去作品のオマージュ。全編通してのことだったが、最終話では速い展開のなかで数多く出てきたため、今まで以上に鼻に付いた。
それは『画面』にとどまらない。『歌』も同じ。
初代のカバーとFのリミックスを短く・すばやくつないでいく演出。めまぐるしく変化する映像と歌・音楽。
その映像はまるで、ニコニコ動画にアップされているメドレーMADのよう。
当然ながら高クオリティで、アマチュアが切り貼りして作ったものとは比較にならないが、あまり差が無いと思った部分がある。
それは、歌詞も曲もシチュエーションも、キャッチー(古)な部分が多用され、その内容や旋律が大切にされていないように感じてならないところ。
MADはそれでかまわない。
ありものだけでまとめるには無理があるし、『物語』ではないから。
そういった手法で盛り上げていく、演出手法としてはわかる。
にぎやかだし、スピード感はあるし、過去作オマージュ探しを含め情報量も多い。
そんなだからワクワクする人がいるのもわかる。
…でもオレはダメだったよ。
その辺は『ファンサービス』として成立しているの? みんなはオッケーなの?
おいしいとこ全部入れとけっ てな乱暴さを強く感じて、むしろ嫌悪感を抱いたよ。
で、その辺の演出ばかりに力が入り、作品としての演出すべき部分は中途半端だよね?
マクロスシティのカットをはさむ意味は? 人類の危機? そこに生きる人々が描かれないなら不要だよ。
バジュラの生態・謎もとって付けたように台詞で説明。歌はバジュラとのコミュニケーション手段に成り得たの? 結果はわかってるよ。でも『通じました』『ハイそーですか』なんて受け入れられない。
それらよりも三角関係を描く方が大事だった? 歌をバックに派手な戦闘シーンだけを描けばいい なんて思ってないよね?
そんな各要素が等価で描かれたなら、こんな気持ちにはならなかっただろう。
各要素がきちんと描かれ、対比として機能していたなら、作品(というかマクロス世界)に、深みが追加されていただろう。
似て非なる作品は『ターンエーガンダム』だと思ったし、あんな風に過去作を消化・昇華すること期待していた。そんな作品になって欲しかったし、それを好きになりたかった。
まぁ初代ファンのオッサン、たった1人の意見なんだけどね。
さて、映画版に一縷の望みをかけてみようか。