読後のつぶやき。

ゲームニクスとは何か―日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書)

これ↑読んだ。
あと前にも書いたけど、これ↓も読んだ。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

どちらも面白く読めた。とてもよく出来た本だと思う。
以下、読後の感想ではなく、つぶやき。




余談だけど…
激しくオススメのもの以外は、もう内容の紹介など不要な気がしてる。他に誰も紹介しないような本なら別だけど、本の紹介に特化したサイト・ブログはたくさんあるし、amazonとかだと目次が載ってるから。


さらに脱線すると…
目次を見ればどんな内容かは大体判断できる。と、ものの本に書いてあったし、実践してみたら確かにその通りだった。なので上記のような考えになる。




というわけで、この２冊、オレとしては特にオススメはしません。


何故か？


想定の範囲内だったから。期待を超える内容ではなったから。
知ってた部分が多々あったし、またちょっと考えれば同じ結論に至るな　と思えたから。
…そもそも、オタのゲーム開発者はターゲット外な気もするけどさ。


でもその『ちょっと考える』機会を作ったとか、『ちょっと考える』手間を肩代わりしているとも言えるので、当然有益ではある。オレの考えは間違ってなかった、やっぱそうだよな　って安心感を得る効果もあるだろう。


でも、それ以上ではなかったということ。


今回に限らず結構ある。
逆にそれを超える本にあったことがあるから、『それ以上ではなかった』という印象になってしまう。


それを超える本とは？


岡田氏の本で言えば『フロン』がそうだった。

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

（文庫になってたんだ…）
岡田氏の視点で夫婦という形を切ると、新しい面が顔を出した。オレの想定を超える新しい面が。
『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』なんかもそう。

マッキンゼー式 世界最強の仕事術

小さな会社でクリエイティブ（笑）な仕事ばかりをしてきたオレには、なかなか知りえない世界を見せてもらった。自分の立場の変化もあるけど、ビジネス本を読むきっかけになったのは間違いない。（企画≒ネタ出し以外の）仕事で詰まった時には読み直す　ってくらい影響を受けてる。
『さおだけやは何故つぶれないのか』もそう。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

会計などに興味はなかったからさ。


他にもあるけど、とりあえず上記の本は値段以上の内容だった。オレにとっては。


というわけで、そんな影響力のある本には中々出会えないよなぁと思った次第。
…いろんなことを知るほどにね。




参考：『プチクリ』の感想
http://d.hatena.ne.jp/NEXIT/20051210/1134236454

プチクリ!―好き=才能!